正答2
解説
正解は2です。
損益分岐点の図から、固定費と変動費率を読み取って両社を比べる問題です。
A社の図では、費用線が売上高0のとき70から始まり、売上高100で収益線と交わります。
B社の図では、費用線が売上高0のとき30から始まり、同じく売上高100で収益線と交わります。
【図の読取り】
売上高0のときの費用が固定費なので、A社の固定費は70、B社の固定費は30です。
売上高100のとき費用は100なので、変動費はA社が100−70=30、B社が100−30=70です。
変動費率は、A社が30÷100=0.3、B社が70÷100=0.7です。
損益分岐点の売上高は、両社とも100で等しくなっています。
【計算】
利益=売上高×(1−変動費率)−固定費です。
売上高が200のとき、A社は200×0.7−70=70です。
同じくB社は200×0.3−30=30です。
損益分岐点を超えると、変動費率の小さいA社のほうが利益が大きくなります。
【選択肢別解説】
1:× 固定費はB社のほうが少ないですが、B社は変動費率が0.7と大きいです。
損益分岐点を超えた等しい売上高では、A社の利益のほうが大きくなります。
2:○ A社の変動費率0.3はB社の0.7より小さいです。
売上高が損益分岐点を超えると、売上が1増えるごとの利益の増え方がA社のほうが大きく、利益はB社より大きくなります。
3:× 損益分岐点は等しいですが、利益の増え方が両社で異なります。
同じ利益を得るために必要な売上高は、利益0の点を除いて両社で異なります。
4:× 損益分岐点は等しいものの、固定費はA社が70、B社が30で等しくありません。
売上高が100以外のときは、両社の損益も異なります。
【ポイント】
固定費が大きく変動費率が小さい企業は、売上が増えると利益が大きく伸びる反面、売上が減ると損失も大きくなります。
損益分岐点売上高は、固定費÷(1−変動費率)で求められます。