正答4
解説
正解は4です。
状態遷移図が適した設計対象を問う問題です。
状態遷移図は、システムの状態と、イベント(外部からの入力など)によってどの状態に移るかを表す図です。
外部からの刺激に反応して動作が変わる制御系のシステムに向いています。
【選択肢別解説】
1:× 在庫棚卸システムは、月末や決算時にデータを集計するバッチ処理です。
状態の変化よりデータの流れが中心なので、DFDなどが適しています。
2:× 稼働状況の計測結果をレポートに出力するシステムは、データを集めて加工する処理が中心です。
状態遷移図を使う必然性は低いといえます。
3:× 検針データから料金を計算するシステムは、入力データを計算して出力する処理です。
状態によって動作が変わるものではありません。
4:○ 温室制御システムは、センサの情報(温度が上がった、湿度が下がったなど)をイベントとして、冷房や加湿などの状態を切り替えます。
状態とイベントの組合せで動作が決まるので、状態遷移図が適しています。
【ポイント】
状態遷移図は、組込みシステムやリアルタイム制御の設計でよく使われます。
業務データの集計や計算が中心ならDFD、イベントに応じた状態の変化が中心なら状態遷移図と使い分けます。