マンション管理業者が行う管理組合への管理事務の報告等に関する次の記述のうち、標準管理委託契約書によれば、適切なものの組み合わせはどれか。
アマンション管理業者は、管理組合の事業年度終了後、管理組合と合意した期限内に、当該年度における管理事務の処理状況及び管理組合の会計の収支の結果を記載した書面を管理組合に交付し、管理業務主任者をして、報告をさせなければならない。
イマンション管理業者は、毎月末日までに、前月における管理組合の会計の収支状況に関する書面を管理組合に交付し、管理業務主任者をして、報告をさせなければならない。
ウマンション管理業者は、管理組合から請求があるときは、管理事務の処理状況及び管理組合の会計の収支状況についての書面を管理組合に交付し、管理業務主任者をして、報告をさせなければならない。
エマンション管理業者は、管理組合の会計の収支状況に関する書面について、あらかじめ管理組合が当該書面の交付に代えて電磁的方法による交付を承諾した場合には、当該方法による交付を行うことができる。
正答2
解説
正解は2(ア・エ)。
標準管理委託契約書の管理事務の報告等の条項で、どの報告に管理業務主任者による報告が必要かを問う問題です。
【選択肢別解説】
ア:○ マンション管理業者は、管理組合の事業年度終了後、管理組合と合意した期限内に、当該年度の管理事務の処理状況及び会計の収支の結果を記載した書面を交付し、管理業務主任者をして報告をさせなければなりません。
これはマンション管理適正化法77条の管理事務の報告に対応するものです。
イ:× 毎月末日までに前月の会計の収支状況に関する書面を交付する義務はありますが、この月次報告は書面の交付で足り、管理業務主任者による報告は求められていません。
「管理業務主任者をして報告をさせなければならない」とする点が誤りです。
ウ:× 管理組合から請求があるときは、管理事務の処理状況及び会計の収支状況について報告を行わなければなりません。
しかし、この請求時の報告には書面の交付も管理業務主任者による報告も要件とされていません。
エ:○ 会計の収支状況に関する書面については、あらかじめ管理組合が書面の交付に代えて電磁的方法による交付を承諾した場合には、その方法による交付を行うことができるとされています。
よって適切なものはア・エです。
【ポイント】
管理業務主任者による報告が必要なのは「事業年度終了後の年次報告」だけです。
月次の収支状況報告と請求時の報告には管理業務主任者は不要、と区別しましょう。