第112回 看護師国家試験 午後問218
Aさん(75歳、男性)は1人暮らしで、妻とは5年前に死別し、子どもはいない。 57歳のときに慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉と診断された。 他に既往はない。 20歳から喫煙していたが、今は禁煙している。 エレベーターのないアパートの4階に住んでおり、家事動作時に息苦しさが出現することもあったが、日常生活動作〈ADL〉は自立していた。 妻が亡くなってからは食事が不規則になり、インスタント食品ばかり食べていた。 入浴はせず、週に1回シャワーを浴びていた。 1週前から日常生活動作〈ADL〉でも息苦しさが増強し、食欲がなく、ほとんど食事をしていなかったが、ジュースを500mL/日は飲んでいた。 昨日の夕方に37.8℃の発熱があったため、本日かかりつけの病院を受診した。 受診時の身体所見:体温37.6℃、呼吸数24/分、脈拍94/分、整、血圧138/88mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉82%(room air)。 動脈血液ガス分析(room air):動脈血酸素分圧〈PaO2〉45Torr、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉58Torr。 検査所見:赤血球420万/μL、Hb10.3g/dL、白血球9,500/μL、総蛋白5.8g/dL、アルブミン3.4g/dL、空腹時血糖98mg/dL、CRP10.1mg/dL。 医師の診察の結果、Aさんは慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉の急性増悪と診断された。 A さんは入院し、抗菌薬の点滴静脈内注射と酸素投与が開始された。 病棟内の歩行の許可が出て、食事も全粥食を半分程度は食べることができた。 A さんに起こりうる症状で最も注意が必要なのはどれか。
正答4