第110回 看護師国家試験 午後問187
A さん(82 歳、女性)は、脳梗塞の既往があり、要介護2で、夫(85 歳)と2人暮らし。
訪問看護師の訪問時、A さんは体温 37.0 ℃、脈拍 62/分、血圧 100/50 mmHg、少し汗をかいており、唇の乾燥がみられた。
訪問看護師は、翌日予定されている訪問介護の担当者と A さんの援助の方向性について共有することにした。
共有する内容で適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「水分を多めに摂取するよう促す。」が正しい。
事例問題では、年齢、症状、生活背景、検査値、妊娠週数や発達段階を手がかりに、現在のリスクと本人の意思を踏まえて優先順位を決める。
1の「ポータブルトイレでの排泄に変更する。」は、事例の状態、時期、リスク、本人の訴えと優先順位が合わない。
支援として必要な場面はあっても、この設問で最初に選ぶ対応ではない。
2は正解選択肢で、対象者の安全、症状の緊急性、生活背景、支援関係の形成を踏まえる必要がある。
設問の時点で最も危険を減らす、本人の意思決定を支える、又は継続支援につながる選択肢である。
3の「頻繁に寝衣を交換する。」は、事例の状態、時期、リスク、本人の訴えと優先順位が合わない。
支援として必要な場面はあっても、この設問で最初に選ぶ対応ではない。
4の「入浴介助を中止する。」は、事例の状態、時期、リスク、本人の訴えと優先順位が合わない。
支援として必要な場面はあっても、この設問で最初に選ぶ対応ではない。
事例問題では、選択肢がすべて支援らしく見えることがある。
設問の時点で最も危険を減らすもの、本人の意思決定を支えるもの、継続支援につながるものを優先する。まとめて解く
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