第109回 看護師国家試験 午後問188
成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
境界性パーソナリティ障害(BPD)は対人関係・自己像・感情の不安定さと衝動性を特徴とし、DSM-5基準では①見捨てられることへの激しい不安、②理想化と脱価値化を繰り返す不安定な対人関係、③同一性混乱、④衝動性(物質乱用・浪費・過食・無謀運転等)、⑤反復する自殺企図・自傷行為、⑥感情の不安定さ、⑦慢性的な空虚感、⑧不適切で激しい怒り、⑨一過性の解離・妄想様症状の9項目中5項目以上で診断する。
本症例は典型像。
1の回避性人格障害は批判・拒絶への過敏さで対人接触を避ける。
3の妄想性人格障害は他者への根拠ない不信・疑い深さが特徴。
4の反社会性人格障害は15歳以前からの行為障害と18歳以降の他人の権利を無視する行動(違法行為、虚言、衝動性、攻撃性、無責任、良心の欠如)が特徴。
BPDの治療は弁証法的行動療法(DBT)・転移焦点化精神療法・メンタライゼーションに基づく治療等の精神療法が主体で、薬物は対症療法。まとめて解く
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