第108回 看護師国家試験 午後問229
Aさん(19歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。
「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。
先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。
連絡の翌日、Aさんの両親が訪ねてみると、Aさんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。
Aさんは統合失調症と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。
A さんは、入院後 10 日から日中に臥床するようになった。
夜間は熟睡している。
食事の時間に食堂に遅れてくることが多い。
看護師と会話をするようになったが、他の入院患者への被害妄想がある。
この時期の看護師の対応で最も適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「一緒に院内を散歩する。」統合失調症で日中臥床・食堂遅刻・被害妄想が続く時期は活動性低下・社会的引きこもりの状態で、看護師と一緒に院内を散歩することで生活リズム回復・身体活動・関係形成を促せる。
1の食事介助は自立性を損なう、3の他患者交流促進は被害妄想下で逆効果、4の声かけ控えは関わりの放棄。
統合失調症の慢性期看護は陰性症状(意欲低下・感情鈍麻・引きこもり)への漸進的活動拡大、被害妄想への中立的対応(否定も肯定もしない)、生活技能訓練(SST)が柱となる。まとめて解く
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