第106回 看護師国家試験 午後問182
Aさん(27 歳、男性)は、地震によって倒壊した建物に下腿を挟まれていたが、 2日後に救出された。
既往歴に特記すべきことはない。
注意すべき状態はどれか。
正答2
解説
正解は2。
長時間の四肢圧挫から救出された後に注意すべきはクラッシュ症候群(圧挫症候群)で、虚血壊死した筋細胞からカリウム・ミオグロビン・乳酸等が血中に大量放出され、高カリウム血症・代謝性アシドーシス・高ミオグロビン血症・急性腎不全・致死性不整脈を起こす。
選択肢2の高カリウム血症が正しい。
選択肢1の尿崩症は中枢性・腎性とも別の病態で、外傷では通常生じない。
3は誤り。
ミオグロビンは「低」ではなく「高」ミオグロビン血症となり、ミオグロビン尿(赤褐色尿)を呈する。
4も誤り。
代謝性アシドーシス(アルカローシスではない)が乳酸蓄積により生じる。
治療は大量輸液・尿アルカリ化・カリウム是正・血液透析等となる。まとめて解く
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