第106回 看護師国家試験 午後問158
合併症のない全身状態が良好な患者に対して、全身麻酔のための気管挿管を行い用手換気をしたところ、左胸郭の挙上が不良であった。
原因として考えられるのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
気管挿管後の用手換気で片側胸郭挙上不良がみられた場合、最も考えられるのは片肺挿管(多くは深く挿入されて気管分岐部を越え右主気管支に入る)である。
気管分岐部は右が垂直に近いため右主気管支に入りやすく、左肺は換気されず左胸郭挙上が不良となる。
対処は両側胸郭挙上と両側呼吸音を確認しチューブを2〜3cm引き戻す。
選択肢1の無気肺は急性的に片側胸郭挙上不良を起こすが、合併症のない患者で挿管直後の所見としては片肺挿管が最も疑わしい。
2の食道挿管なら両側で胸郭挙上がなく胃部の膨満を生じる。
4の換気量不足では両側胸郭挙上が均等に低下し、片側性差は説明できない。まとめて解く
第106回を通しで解く(240問)→
この回の他の問題
第106回 看護師国家試験 の全240問を見る →