Aさん(50歳、男性)は、以前は一人暮らしをしていたが、現在は統合失調症(schizophrenia)のため長期入院をしている。
症状が軽快して安定したため、医師から間もなく退院できるという説明があった。
Aさんは以前と同じように独居を希望しているが、一人で住居を探すのに不安がある。
次のうち、Aさんの希望を実現するために利用する公的な支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答3
解説
正解は3です。
精神科病院に長期入院している人が、退院して地域で暮らすために利用する障害福祉サービスを問う問題です。
事例のAさんは「長期入院」中で、「間もなく退院できる」状況にあり、「独居を希望しているが、一人で住居を探すのに不安がある」と書かれています。
【選択肢別解説】
1:× 地域定着支援は、地域で一人暮らしをしている人に、常に連絡がとれる体制を整え、緊急時に訪問などで対応するサービスです。
退院した後に利用するもので、退院前の住居探しの支援ではありません。
2:× 自立生活援助は、施設や病院などから一人暮らしに移行した人を、定期的な巡回訪問などで支えるサービスです。
これも地域生活を始めた後のサービスです。
3:○ 地域移行支援は、施設に入所している人や精神科病院に入院している人に、住居の確保や地域生活への移行に向けた相談・同行などを行うサービスです。
住居探しに不安のあるAさんの希望を実現するのに最も適しています。
4:× 生活介護は、常に介護を必要とする人に、日中に入浴・排泄・食事の介護や創作的活動の機会を提供するサービスです。
Aさんの住居探しの支援には当たりません。
5:× 同行援護は、視覚障害により移動が著しく困難な人の外出を支援するサービスです。
Aさんの状況には当たりません。
【ポイント】
地域相談支援は、退院・退所前の「地域移行支援」と、地域で暮らし始めた後の「地域定着支援」の2つです。
時期で区別して覚えましょう。