正答1
解説
正解は1です。
介護老人福祉施設で、事故を防ぎ、起きた事故に適切に対応するリスクマネジメントの方法を問う問題です。
リスクマネジメントは、個人ではなく組織として取り組むことが基本です。
【選択肢別解説】
1:○ 介護保険施設の運営基準では、事故発生防止のための指針の整備、委員会の定期的な開催、研修の実施が求められています。
これらを適切に実施するための担当者を置くことも定められています。
2:× 家族からの苦情を介護福祉職がその場で解決しようとすると、対応がばらつき、記録も残りません。
苦情は記録して上司に報告し、施設として組織的に対応します。
3:× 私物を壊したときに、介護福祉職が自己判断で弁償するのは適切ではありません。
上司に報告し、事故として記録したうえで、施設として家族への説明や対応を行います。
4:× 口頭だけの伝達では、情報が正確に共有されず、記録も残りません。
インシデントは報告書として文書で残し、原因分析と再発防止に生かします。
5:× 事故を恐れて社会参加の機会をなくすことは、利用者の生活の質を下げます。
危険を予測して対策を立てたうえで、地域の行事への参加を支援します。
【ポイント】
リスクマネジメントの基本は「組織で取り組む」「文書で記録する」「再発防止に生かす」の3点です。
利用者の活動を制限して安全を確保する考え方は誤りです。