U介護老人福祉施設では、利用者の介護計画を担当の介護福祉職が作成している。
このため、利用者の個別の介護目標を、介護福祉職のチーム全員で共有することが課題になっている。
この課題を解決するための取り組みとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答5
解説
正解は5です。
利用者の個別目標をチーム全員で共有するための取り組みを、集団に関する心理学用語で問う問題です。
介護計画を担当者だけが作成していることが、共有が進まない原因になっています。
【選択肢別解説】
1:× 管理職の注意喚起だけでは、メンバーが目標の中身を理解して共有することにつながりません。
集団規範は、メンバー同士の話し合いの中で形成されるものです。
2:× 経験の長い職員に合わせる同調行動は、個々の意見を抑え込みます。
目標を全員が理解して共有することにはなりません。
3:× 内集団バイアスは、自分の属する集団を不当にひいきする偏りです。
強化すると他職種や他チームとの連携を妨げるおそれがあります。
4:× 集団圧力で多数派に統一すると、少数意見が出せなくなります。
目標の共有ではなく、表面的な一致にとどまります。
5:○ 担当以外のメンバーもカンファレンス(会議)に参加すると、目標が決まる過程を全員で共有できます。
メンバーが集団にとどまろうとする結びつきである集団凝集性が高まり、チームで同じ目標に向かいやすくなります。
【ポイント】
集団凝集性はチームワークを高める要素です。
一方、同調行動・集団圧力・内集団バイアスは、チームの意思決定をゆがめる要因として整理しておきましょう。