ホーム › 介護福祉士国家試験 › 2023年度 › 問692023年度 介護福祉士国家試験 問69介護の基本人間の尊厳と自立・介護の基本2023年☆ ブックマークBさん(82歳、女性、要介護2)は、若いときに夫を亡くし、家で仕事をしながら子どもを一人で育てた。 夫や子どもと過ごした家の手入れは毎日欠かさず行っていた。 数年前に、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断され、認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)に入居した。 夕方になると、「私、家に帰らないといけない」と介護福祉職に何度も訴えている。 Bさんに対する介護福祉職の声かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。「仕事はないですよ」「ここが家ですよ」「外に散歩に行きますか」「家のことが気になるんですね」「子どもさんが『ここにいてください』と言っていますよ」購入状況を確認しています…正答4解説正解は4です。 Bさんは「夫や子どもと過ごした家の手入れは毎日欠かさず行っていた」人です。 夕方になると「家に帰らないといけない」と訴えるのは、家族や家への強い思いや、今いる場所への不安の表れと考えられます。 認知症の人の訴えは、否定せずにまず気持ちを受け止めることが基本です。 【選択肢別解説】 1:× 「仕事はないですよ」と否定すると、Bさんの思いを受け止めていないことになります。 不安や混乱を強めるおそれがあります。 2:× Bさんにとっての家は、家族と過ごした自宅です。 「ここが家ですよ」と事実を押しつけても納得できず、かえって混乱を招きます。 3:× 散歩に誘うことで気分が変わる場合もありますが、Bさんの訴えを受け止めずに話をそらすことになります。 最初の声かけとしては、気持ちを受け止める言葉のほうが適切です。 4:○ 「家のことが気になるんですね」と、Bさんの気持ちをそのまま受け止める声かけです。 共感的な対応によってBさんは安心し、思いを話しやすくなります。 5:× 子どもが言っていないことを伝えるのは、うそになります。 信頼関係を損ない、Bさんの尊厳を傷つけます。 【ポイント】 夕方に落ち着かなくなり「帰りたい」と訴えるのは、夕暮れ症候群と呼ばれることがあります。 訴えの背景にある思い(家族への責任感、不安など)に目を向け、共感的に受け止めます。← 問68問70 →まとめて解く2023年度を通しで解く(125問)→この回の他の問題2023年度 介護福祉士国家試験 の全125問を見る →