ストローブ(Stroebe, M.S.)とシュト(Schut, H.)による悲嘆のモデルでは、死別へのコーピングには喪失志向と回復志向の2種類があるとされる。
喪失志向のコーピングとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
正答2
解説
正解は2です。
ストローブとシュトの二重過程モデルでは、死別に対処するとき、人は2つの対処の間を揺れ動くとされます。
喪失志向は、故人を思い出して悲しむなど、失ったことそのものに向き合う対処です。
回復志向は、新しい役割や人間関係を築くなど、故人のいない生活に適応しようとする対処です。
【選択肢別解説】
1:× 旧友との交流を深めるのは、新しい人間関係を築いて生活を立て直す行動です。
回復志向のコーピングに当たります。
2:○ 悲しい気持ちを語ることは、喪失の悲しみに直接向き合う行動です。
喪失志向のコーピングに当たります。
3:× サークル活動に新たに参加するのは、新しい活動に取り組む行動です。
回復志向のコーピングに当たります。
4:× ボランティア活動に励むのは、新しい役割をもつ行動です。
回復志向のコーピングに当たります。
5:× 新しい生活に慣れようとするのは、故人のいない生活への適応です。
回復志向のコーピングに当たります。
【ポイント】
二重過程モデルでは、喪失志向と回復志向を行き来することが健全な悲嘆の過程と考えます。
「悲しむ・思い出す」は喪失志向、「新しい生活・役割・関係」は回復志向です。