ホーム › 介護福祉士国家試験 › 2022年度 › 問972022年度 介護福祉士国家試験 問97こころとからだのしくみこころとからだのしくみ2022年☆ ブックマークKさん(83歳、女性、要介護1)は、3年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。 一人暮らしで訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用している。 金銭管理は困難であり、長男が行っている。 最近、認知症(dementia)の症状がさらに進み、訪問介護員(ホームヘルパー)がKさんの自宅を訪問すると、「通帳を長男の嫁が持っていってしまった」と繰り返し訴えるようになった。 考えられるKさんの症状として、適切なものを1つ選びなさい。もの盗られ妄想心気妄想貧困妄想罪業妄想嫉妬妄想購入状況を確認しています…正答1解説正解は1です。 アルツハイマー型認知症の人にみられる妄想の種類を判断する問題です。 Kさんは金銭管理を長男に任せていますが、「通帳を長男の嫁が持っていってしまった」と繰り返し訴えています。 自分の大切な物を身近な人に盗られたと思い込む内容が、判断の根拠です。 【選択肢別解説】 1:○ もの盗られ妄想が適切です。 記憶障害のためにしまった場所や管理の経緯を忘れ、身近な人に盗られたと確信するもので、アルツハイマー型認知症に多くみられます。 2:× 心気妄想は、重い病気にかかっていると思い込む妄想です。 うつ病などでみられ、Kさんの訴えとは内容が異なります。 3:× 貧困妄想は、実際には生活に困っていないのに、お金がなくて生活できないと思い込む妄想です。 他人に盗られたという内容ではありません。 4:× 罪業妄想は、自分が大きな罪を犯したと思い込む妄想です。 うつ病などでみられ、Kさんの訴えとは異なります。 5:× 嫉妬妄想は、配偶者が浮気をしていると思い込む妄想です。 通帳を盗られたという訴えとは異なります。 【ポイント】 もの盗られ妄想では、身近で世話をしている家族が疑われやすく、家族の精神的な負担が大きくなります。 心気妄想・貧困妄想・罪業妄想は、うつ病でみられる「微小妄想」としてまとめて覚えましょう。← 問96問98 →まとめて解く2022年度を通しで解く(125問)→この回の他の問題2022年度 介護福祉士国家試験 の全125問を見る →