認知症対応型共同生活介護(グループホーム)で生活している軽度のアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)のDさんは、大腿骨の頸部を骨折(fracture)して入院することになった。
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の介護福祉職が果たす役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。
理学療法士に、リハビリテーションの指示をしても理解できないと伝える。 介護支援専門員(ケアマネジャー)に、地域ケア会議の開催を依頼する。 医師に、夜間は騒ぐ可能性があるので睡眠薬の処方を依頼する。 看護師に、日常生活の状況を伝える。 保佐人に、治療方法の決定を依頼する。 購入状況を確認しています… 正答 4
解説 正解は4です。
この問題は、認知症の人が入院するときの、介護福祉職による情報提供の役割を問うています。
認知症の人は環境の変化で混乱しやすく、入院によって状態が悪化することがあります。
介護福祉職は、普段の生活の様子を医療職に伝え、入院中も本人に合ったケアが受けられるよう橋渡しをします。
【選択肢別解説】
1:× 軽度の認知症のDさんが、指示をまったく理解できないと決めつけるのは不適切です。
理解しやすい伝え方などを伝えるべきです。
2:× 地域ケア会議は、個別事例の検討や地域課題の把握のために、地域包括支援センターや市町村が開催するものです。
入院時に介護福祉職が依頼するものではありません。
3:× 夜間に騒ぐと決めつけて睡眠薬を求めるのは、本人の状態を見ないまま薬で行動を抑えることになり不適切です。
4:○ 日常生活の状況を看護師に伝えると、本人の習慣や好み、できることに合わせたケアにつながります。
入院による混乱を防ぐうえでも重要です。
5:× 保佐人には、手術などの医療行為に同意する権限はありません。
治療方法は、本人の意思を尊重して医師と相談のうえ決めます。
【ポイント】
入院時には、生活習慣・コミュニケーションの方法・できること・好みなどの情報を医療機関に伝えます。
退院時も同様に、医療から介護への情報共有が大切です。