正答3
解説
正解は3です。
後天性免疫不全症候群(AIDS)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって免疫が低下する病気です。
免疫の低下が進むと、ニューモシスチス肺炎などの日和見感染症を発症します。
【選択肢別解説】
1:× 原因は細菌感染ではなく、ウイルス感染です。
HIVはレトロウイルスの一種で、血液・精液・母乳などを介して感染します。
2:× 主に障害されるのは液性免疫ではなく、細胞性免疫です。
T細胞の減少により、ウイルス・真菌・原虫などへの抵抗力が落ちます。
3:○ ヘルパー(CD4⁺)T細胞が選択的に傷害されます。
HIVはCD4分子を受容体として細胞に侵入するため、CD4陽性T細胞が減少していきます。
4:× 感染直後には抗体はまだ陽性になりません。
抗体が検出されるまでには数週間かかり、この検査で陰性となる期間をウインドウ期と呼びます。
【ポイント】
AIDSの経過は、急性感染期、症状の少ない無症候期、AIDS発症期と進みます。
病期の判定や治療効果の指標には、血中のCD4陽性T細胞数とHIVのウイルス量が用いられます。