正答2
解説
正解は2です。
病理学の総論では、病変を退行性病変、循環障害、進行性病変、炎症、腫瘍などに分類します。
循環障害には、充血、うっ血、出血、血栓症、塞栓症、梗塞などが含まれます。
【選択肢別解説】
1:× 壊死は循環障害ではなく、退行性病変に分類されます。
生体の一部の細胞や組織が死に至る状態そのものを指します。
2:○ 梗塞は循環障害です。
終動脈が閉塞して血流が途絶え、その支配領域の組織が壊死に陥る病変です。
3:× 肉芽は循環障害ではなく、進行性病変(修復)に分類されます。
新生毛細血管と線維芽細胞からなり、組織の欠損を埋める組織です。
4:× 転移は循環障害ではなく、腫瘍の性質です。
腫瘍細胞が血管やリンパ管などを通って離れた部位で増殖することを指します。
【ポイント】
梗塞は循環障害の結果として壊死が起こる病変であり、壊死そのものとは分類が異なる点が問われます。
心臓・脳・腎臓・脾臓など終動脈をもつ臓器で梗塞が起こりやすいことも押さえます。