正答3
解説
正解は3です。
ハチに刺されたあとの顔面蒼白、意識消失、脈拍の触知不能は、アナフィラキシーショックの症状です。
半年前の刺傷で感作されており、2回目の刺傷で激しいⅠ型アレルギー反応が起きたと考えられます。
【選択肢別解説】
1:× ドパミンはアナフィラキシーショックで緊急に投与すべき第一選択薬ではありません。
昇圧作用のある薬ですが、気道の浮腫や気管支の収縮を改善する作用は乏しいです。
2:× ドブタミンはアナフィラキシーショックの第一選択薬ではありません。
主に心臓の収縮力を高める薬で、心原性ショックなどに用います。
3:○ アドレナリンはアナフィラキシーショックの第一選択薬です。
α作用で血管を収縮させて血圧を上げ、β作用で気管支を拡張させ、心臓の収縮力も高めます。
4:× ニトログリセリンはアナフィラキシーショックに投与してはいけない薬です。
血管を拡張させて血圧をさらに下げるため、狭心症などに用います。
【ポイント】
アナフィラキシーでは、アドレナリンを大腿前外側に筋肉注射します。
ハチ毒のアナフィラキシーの既往がある人には、自己注射用のアドレナリン製剤が処方されます。