正答4
解説
正解は4です。
問題文は、前十字靱帯損傷による膝の回旋不安定性をみる検査の手順を述べています。
90度屈曲位から伸展させていく方向で、伸展の途中に脛骨の前方亜脱臼を確認する点が手がかりです。
【選択肢別解説】
1:× ピボットシフトテストは、膝伸展位から下腿内旋・外反を加えながら屈曲させる検査です。
伸展位で前方亜脱臼していた脛骨が、屈曲の途中で急に整復されるのを確認します。
動かす方向が問題文と逆です。
2:× ラックマンテストは、膝15〜30度屈曲位で脛骨を前方へ引き出す検査です。
前方への移動量と終末抵抗をみるもので、膝を伸展させる操作は含みません。
3:× ブラガードテストは、半月板損傷の検査です。
関節裂隙の圧痛が下腿の回旋や膝の屈伸で変化するかをみます。
4:○ Nテストは、膝90度屈曲位から下腿内旋と外反ストレスを加えながら伸展させる検査です。
膝15〜30度付近で脛骨が前方へ亜脱臼すれば陽性で、前十字靱帯損傷を示します。
【ポイント】
Nテストとピボットシフトテストは、どちらも前十字靱帯損傷の回旋不安定性をみる検査です。
屈曲から伸展へがNテスト、伸展から屈曲へがピボットシフトテストと、方向で区別しましょう。