正答2
解説
正解は2です。
骨盤の裂離骨折は、成長期のスポーツ選手が筋を急激に収縮させたときに、筋の付着部の骨が引きはがされて起こります。
各部位に付着する筋を正しく対応させることが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 腸骨稜に付着して裂離骨折を起こすのは、外腹斜筋などの腹筋群です。
腸腰筋は大腿骨の小転子に付着し、その牽引では小転子の裂離骨折が起こります。
2:○ 上前腸骨棘には縫工筋と大腿筋膜張筋が付着しています。
短距離走のスタートなどで股関節を伸展した状態から急に屈曲すると、縫工筋の牽引で裂離します。
3:× 下前腸骨棘の裂離骨折は、大腿直筋(直頭)の牽引で起こります。
サッカーのキック動作で起こりやすい代表的な損傷です。
4:× 坐骨結節の裂離骨折は、ハムストリングス(大腿二頭筋長頭・半腱様筋・半膜様筋)の牽引で起こります。
長内転筋は恥骨から起こる筋で、坐骨結節には付着しません。
【ポイント】
上前腸骨棘は縫工筋、下前腸骨棘は大腿直筋、坐骨結節はハムストリングス、小転子は腸腰筋の組合せが頻出です。