正答3
解説
正解は3です。
環軸関節回旋位固定は、環椎と軸椎の間の関節が回旋した位置で固まってしまう状態です。
小児に多く、かぜなどの上気道感染や軽い外傷の後に、首が傾いたまま戻らなくなって発症します。
【選択肢別解説】
1:× 環軸関節回旋位固定は成人ではなく、小児に多く発症します。
小児は靱帯が柔らかく、関節の形も未熟なため起こりやすいと考えられています。
2:× 環軸関節回旋位固定の診断には超音波検査は有用ではありません。
開口位の単純エックス線撮影やCT検査で、環椎と軸椎の位置関係を確認します。
3:○ 環軸関節回旋位固定ではcock robin positionをとります。
頭部が一方に傾き、顔が反対側を向いて軽く前屈した、首をかしげた姿勢です。
4:× 胸鎖乳突筋内に腫瘤を触知するのは、環軸関節回旋位固定ではなく筋性斜頸の特徴です。
筋性斜頸は乳児にみられ、胸鎖乳突筋のしこりとして触れます。
【ポイント】
cock robin positionは「コマドリが首をかしげた姿勢」という意味です。
同じ斜頸でも、筋性斜頸は乳児で胸鎖乳突筋の腫瘤、環軸関節回旋位固定は小児でcock robin positionと区別しましょう。