正答3
解説
正解は3です。
安静時(正常)の吸気は、主に横隔膜の収縮によって行われ、外肋間筋がこれを補います。
安静時の呼気は筋の収縮を必要とせず、肺と胸郭の弾性によって受動的に起こります。
【選択肢別解説】
1:× 肋骨挙筋は肋骨を挙上する作用をもちますが、安静時の吸気への関与は小さい筋です。
主に脊柱の伸展や回旋に関わるとされます。
2:× 胸横筋は吸気筋ではなく、肋骨を引き下げる呼気筋です。
胸骨の内面から肋軟骨に付き、努力性の呼気で働きます。
3:○ 横隔膜は正常吸気の主動作筋です。
収縮するとドーム状の膜が下降して胸腔が広がり、肺に空気が入ります。
4:× 腹横筋は吸気ではなく努力性の呼気に関与します。
腹圧を高めて横隔膜を押し上げ、強制的に息を吐き出させます。
【ポイント】
横隔膜は横隔神経(C3〜C5)支配で、頸髄損傷の高位によって自発呼吸の可否が決まります。
努力吸気では胸鎖乳突筋・斜角筋なども補助筋として働きます。