正答2
解説
正解は2です。
共同運動は、脳卒中片麻痺の回復過程でみられる、個々の関節を分離して動かせない定型的な運動パターンです。
上肢には屈筋共同運動と伸筋共同運動があり、各関節の構成要素がほぼ逆向きになります。
【選択肢別解説】
1:× 肩甲帯の挙上は伸筋共同運動ではなく屈筋共同運動の要素です。
伸筋共同運動では肩甲帯は前方突出します。
2:○ 肩関節の内転は伸筋共同運動の要素です。
伸筋共同運動では肩関節が内転・内旋し、肘関節が伸展します。
3:× 前腕の回外は屈筋共同運動の要素です。
伸筋共同運動では前腕は回内します。
4:× 手関節の尺屈は共同運動の典型的な構成要素ではありません。
伸筋共同運動の手関節は一般に背屈(伸展)とされ、尺屈とは扱われません。
【ポイント】
上肢屈筋共同運動は「肩甲帯挙上・後退、肩関節屈曲・外転・外旋、肘屈曲、前腕回外」です。
伸筋共同運動はその逆で「肩甲帯前方突出、肩関節内転・内旋、肘伸展、前腕回内」です。