正答4
解説
正解は4です。
心房細動の患者に突然起こった神経症状から、脳卒中の病型を推定する問題です。
心房細動では左心房内に血栓ができやすく、それが脳に流れて血管を詰まらせます。
【選択肢別解説】
1:× アテローム血栓性脳梗塞は、脳の太い動脈の動脈硬化が原因です。
症状は段階的に進むことが多く、心房細動との関連は脳塞栓ほど強くありません。
2:× くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂が主な原因です。
突然の激しい頭痛が特徴で、失語のような局所症状は通常は目立ちません。
3:× ラクナ梗塞は、細い穿通枝動脈が詰まる小さな梗塞です。
失語のような大脳皮質の症状はふつう起こりません。
4:○ 脳塞栓は、心房細動で生じた心臓内の血栓が脳動脈を詰まらせて起こります。
活動中に突然発症し、失語などの皮質症状が出やすいのが特徴です。
【ポイント】
脳塞栓は「突然発症、活動中、心房細動」が三つの手がかりです。
アテローム血栓性脳梗塞は安静時や睡眠中に起こりやすいことと対比します。