正答3
解説
正解は3です。
写真では、被写体の右上肢(写真の向かって左)が肘を曲げて体幹に密着させられ、右手は反対側の左肩の上に置かれています。
体幹と上腕をまとめて水平にめぐる帯と、患側の肩から胸の前を斜めに横切る帯、上腕の外側を縦に走る帯が組み合わされています。
このように患側の手を健側の肩に置き、上腕を胸郭に固定する包帯がジュール包帯です。
【選択肢別解説】
1:× デゾー包帯は、腋窩に枕子を入れ、肘を90度に曲げた前腕を胸の前に置いて固定する3段階の包帯です。
手を健側の肩に置く肢位はとりません。
2:× ヴェルポー包帯も患側の手を健側の肩に置く肢位をとるため紛らわしい包帯です。
帯のかけ方が異なり、本問の写真はジュール包帯とされています。
3:○ ジュール包帯は、患側の手を健側の肩に置かせて上腕を胸郭に密着させ、体幹の環行帯と肩から斜めに走る帯で固定する包帯です。
写真の肢位と帯の走行がこれに一致します。
4:× 胸十字帯は、胸部の前面で包帯を十字(X字)に交差させて胸部を覆う包帯です。
上肢を体幹に固定するものではありません。
【ポイント】
上肢を体幹に固定する包帯には、デゾー包帯、ヴェルポー包帯、ジュール包帯があります。
デゾーは前腕を胸の前、ヴェルポーとジュールは手を健側肩に置く点で区別します。