正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○が答え(誤った記述)です。
下腿骨骨幹部骨折では、骨折部の上下の関節(膝関節と足関節)を含めて固定します。
【選択肢別解説】
1:× 膝関節30〜40度屈曲位で固定するのは正しい内容です。
軽度屈曲位にすることで下腿の回旋を抑え、膝の拘縮も防ぎます。
2:× ギプス固定で反張位(膝の過伸展)に注意するのは正しい内容です。
反張位で固定すると膝の後方組織や神経・血管に負担がかかります。
3:× 金属副子固定で腓骨頭周囲に綿花を当てるのは正しい内容です。
腓骨頭の後外側を走る総腓骨神経の圧迫による麻痺(下垂足)を防ぎます。
4:○ 正しい固定範囲は大腿中央部から足MP関節手前までです。
選択肢4は起点を「大腿近位部」としている点が誤りで、正しくは大腿中央部から固定します。
遠位端の「足MP関節手前まで」は正しく、足趾は固定しないため足趾の運動を妨げません。
【ポイント】
下腿骨骨幹部骨折の固定は、膝関節と足関節の両方を含めることが原則です。
腓骨頭部での総腓骨神経麻痺は固定による合併症として頻出です。