正答2
解説
正解は2です。
小児の股関節疾患と、それぞれに特徴的な徴候を問う問題です。
ドレーマン徴候は、仰臥位で股関節を屈曲していくと、大腿が外旋(外転)してしまう現象です。
【選択肢別解説】
1:× 単純性股関節炎ではドレーマン徴候は陽性になりません。
単純性股関節炎は3〜10歳ごろの小児に多い一過性の滑膜炎で、股関節痛と跛行がみられ、安静で数週間以内に治ります。
2:○ 大腿骨頭すべり症でドレーマン徴候が陽性となります。
骨端(骨頭)が頸部に対して後下方へすべるため、股関節を屈曲すると頸部が寛骨臼に当たり、大腿が外旋して逃げます。
肥満傾向の思春期の男子に好発します。
3:× ペルテス病ではドレーマン徴候は陽性になりません。
ペルテス病は4〜8歳ごろの男児に多い大腿骨頭の阻血性壊死で、跛行や股関節の外転・内旋制限がみられます。
4:× 発育性股関節形成不全ではドレーマン徴候は陽性になりません。
乳児期に開排制限、アリス徴候、大腿皮膚溝の非対称などがみられます。
【ポイント】
小児股関節疾患は好発年齢で区別します。
乳児は発育性股関節形成不全、幼児〜学童はペルテス病と単純性股関節炎、思春期は大腿骨頭すべり症です。