正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っている組合せを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
下腿骨骨幹部骨折は、血行の乏しさや固定の長期化から多くの後遺症を残しやすい骨折です。
【選択肢別解説】
1:× 偽関節と無理な運動療法の組合せは正しいです。
骨癒合が不十分な時期に骨折部へ過度な動きやストレスを加えると、骨癒合が妨げられて偽関節となります。
2:× 変形治癒と早期の荷重開始の組合せは正しいです。
骨癒合前に荷重をかけると、骨折部が屈曲したり短縮したりしたまま癒合することがあります。
3:○ 膝関節拘縮の原因はPTBキャストの使用ではありません。
PTB(膝蓋腱支持)キャストは膝蓋腱部で体重を支え、膝関節を固定せずに屈伸を許すギプスです。
膝関節拘縮の原因は、膝を含めた長下肢ギプスなどによる長期間の固定です。
4:× 足関節尖足位拘縮と下腿コンパートメント症候群の組合せは正しいです。
コンパートメント症候群で下腿後面の筋が壊死・瘢痕化すると、筋が短縮して尖足位拘縮を生じます。
【ポイント】
PTBキャストは膝の運動を許して拘縮を防ぎつつ、早期から荷重できる固定法です。
下腿骨骨折の後遺症は、偽関節・遷延治癒・変形治癒・関節拘縮・コンパートメント症候群が代表です。