正答2
解説
正解は2です。
上腕骨骨幹部骨折のうち、三角筋付着部より遠位で折れた場合の転位と固定を問う問題です。
この骨折では、近位骨片は三角筋の作用で外転し、遠位骨片は上腕二頭筋・上腕三頭筋により上方へ引かれます。
【選択肢別解説】
1:× 近位骨片が三角筋に強く外転方向へ引かれるため、整復位の保持は困難です。
2:○ 近位骨片の外転に遠位骨片を合わせるため、肩関節外転位で固定します。
その肢位を保持するのにミッデルドルフ三角副子が用いられます。
3:× 固定範囲は肩関節から手関節手前ではなく、手関節を含めて手MP関節手前までとします。
前腕の回旋による骨折部の動揺を防ぐためです。
4:× 上腕骨骨幹部骨折は骨癒合に時間がかかり、固定期間は一般に8〜10週程度とされます。
3〜5週では短すぎます。
【ポイント】
三角筋付着部より近位の骨折では近位骨片が内転し、遠位の骨折では外転します。
遠位の骨折では外転位を保てるミッデルドルフ三角副子が用いられます。