正答4
解説
正解は4です。
肩腱板断裂は、棘上筋腱を中心とする腱板が断裂する疾患です。
中高年に多く、外傷のほか、加齢による腱の変性を背景に起こります。
【選択肢別解説】
1:× 慢性期の腱板断裂でも上肢の挙上は可能なことが多いです。
残った腱板や三角筋の働きで代償できるため、挙上できない例は一部です。
2:× 肩関節の回旋拘縮は腱板断裂の典型的な所見ではありません。
拘縮が目立つのは五十肩(肩関節周囲炎)で、腱板断裂では他動的な可動域は保たれることが多いです。
3:× 肩峰骨頭間距離は広がるのではなく狭くなります。
腱板が骨頭を押さえられなくなり、骨頭が上方へ移動するためです。
4:○ 腱板断裂の慢性期には夜間痛がみられます。
寝ているときに肩がうずくように痛み、睡眠が妨げられるのが特徴です。
【ポイント】
腱板断裂の所見には、夜間痛、有痛弧徴候、ドロップアームサイン、挙上時の轢音があります。
五十肩との違いは、他動運動の制限が少ないことと、筋力低下があることです。