正答3
解説
正解は3です。
突然の腹痛に続いて鮮血便が出るのは、大腸への血流が急に途絶えて粘膜が傷つくためです。
高齢者や便秘のある人に多い疾患を考えます。
【選択肢別解説】
1:× クローン病は突然の発症ではなく、慢性に経過します。
口から肛門までの消化管に非連続性の病変ができ、腹痛・下痢・体重減少が主な症状です。
2:× 過敏性腸症候群では下血はみられません。
器質的な病変がなく、腹痛と便通異常が続く機能性の疾患です。
3:○ 虚血性大腸炎は突然の腹痛とともに鮮血便がみられます。
主に左側結腸の一時的な血流障害で起こり、多くは保存的治療で回復します。
4:× 潰瘍性大腸炎は突然ではなく、慢性に経過します。
直腸から連続する大腸粘膜の炎症で、粘血便や下痢を繰り返します。
【ポイント】
虚血性大腸炎は「高齢者・便秘・突然の左下腹部痛・鮮血便」が典型です。
クローン病と潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患として、病変の分布の違いが問われます。