正答3
解説
正解は3です。
疫学では、関連が因果関係といえるかを判断するために、いくつかの基準を用います。
強固性(関連の強さ)、一致性(再現性)、特異性、時間性、整合性(既存の知識との矛盾のなさ)などです。
【選択肢別解説】
1:× 発がん物質を含むという知見は、強固性ではなく整合性にあたります。
生物学的な知識と矛盾しないことを示すためです。
2:× 喫煙者の肺癌発生率が非喫煙者より高いことは、一致性ではなく強固性にあたります。
相対危険度などで関連の強さを示すものです。
3:○ 長期の喫煙歴が肺癌の発生に先行することは、関連の時間性にあたります。
原因は結果より先に存在しなければならないという基準です。
4:× 様々な国の研究で関連が認められることは、整合性ではなく一致性にあたります。
異なる集団や方法でも同じ結果が出ることを示します。
【ポイント】
「強さ=強固性」「どこでも同じ=一致性」「原因が先=時間性」「知識と矛盾しない=整合性」と対応させます。
時間性は因果関係を認めるうえで必ず満たす必要がある基準です。