正答4
解説
正解は4です。
肺と胸膜の構造、および胸膜腔の圧力についての問題です。
肺は臓側胸膜(肺胸膜)に覆われ、胸壁の内面は壁側胸膜に覆われています。
【選択肢別解説】
1:× 肺門は肺胸膜でおおわれていません。
肺門は気管支や血管が出入りする部位で、肺胸膜はここで折り返して壁側胸膜に移行します。
2:× 肺尖は胸郭の内部にとどまりません。
胸郭上口を越えて、鎖骨より2〜3cm上方の頸部の根元まで突出します。
3:× 気管支動脈は肺動脈から分枝するのではありません。
胸大動脈などから分枝し、肺の組織そのものを栄養します。
4:○ 胸膜腔の内圧は外気圧より低くなっています。
胸郭が外へ広がろうとする力と、肺が縮もうとする力が引き合うため陰圧となり、肺が膨らんだ状態に保たれます。
【ポイント】
肺動脈はガス交換のための機能血管、気管支動脈は肺を養う栄養血管です。
胸膜腔に空気が入って陰圧が失われると、肺がしぼむ気胸が起こります。