正答1
解説
正解は1です。
シャルコー関節(神経病性関節症)は、痛覚や深部感覚が障害されたため、関節に過度な負担がかかり続けて高度に破壊される病態です。
痛みが乏しいわりに関節の破壊や不安定性が著しいことが特徴です。
【選択肢別解説】
1:○ 糖尿病性神経炎(糖尿病性神経障害)はシャルコー関節の原因疾患となりえます。
下肢の感覚が障害されるため、足関節や足根部の関節に好発し、現在のシャルコー関節の原因として最も多いものです。
2:× 神経痛性筋萎縮症は、シャルコー関節の原因疾患とはされません。
肩甲帯の激しい痛みに続いて肩周囲の筋の麻痺と萎縮が起こる病気で、関節を破壊するほどの感覚障害は起こしません。
3:× エルプ麻痺は、シャルコー関節の原因疾患とはされません。
分娩時に第5・第6頸神経根などの上位腕神経叢が損傷され、肩の外転や肘の屈曲ができなくなる麻痺です。
4:× シャルコー・マリー・トゥース病は、シャルコー関節の典型的な原因疾患ではありません。
遺伝性の末梢神経障害で、下腿の筋萎縮(逆シャンパンボトル状)や凹足が特徴です。
名前が似ていますが別の病態です。
【ポイント】
シャルコー関節の原因疾患は、糖尿病(足関節・足部)、脊髄癆(膝関節)、脊髄空洞症(肩・肘関節)が代表です。
疾患と好発関節の組合せもあわせて覚えましょう。