正答2
解説
正解は2です。
膵液には消化酵素のほか、重炭酸塩(重炭酸イオン)が多く含まれ、弱アルカリ性を示します。
膵液の重炭酸塩は、主に消化管ホルモンのセクレチンの刺激で分泌されます。
【選択肢別解説】
1:× 脂肪の乳化を行うのは胆汁に含まれる胆汁酸です。
重炭酸塩の役割ではありません。
2:○ 重炭酸塩は、胃から十二指腸へ送られてきた酸性の内容物を中和します。
これにより十二指腸の粘膜を守り、膵酵素が働きやすいpHに整えます。
3:× 胆汁分泌の促進はセクレチンやコレシストキニンなどのホルモンの働きです。
膵液中の重炭酸塩そのものの役割ではありません。
4:× ペプシノーゲンを活性化するのは胃酸(塩酸)です。
重炭酸塩は胃酸を中和するので、むしろペプシンの働きを止めます。
【ポイント】
セクレチンは重炭酸塩に富む膵液を、コレシストキニンは酵素に富む膵液の分泌を促します。
膵液の重炭酸塩は胃酸の中和、胆汁酸は脂肪の乳化と役割を区別します。