正答2
解説
正解は2です。
図は頭蓋底の右半分を上から見たもので、前頭蓋窩と中頭蓋窩が描かれています。
正中寄りの小さな孔aは視神経管、その外側に斜めに伸びる裂け目bは上眼窩裂です。
bの後下方にある丸い孔cは正円孔で、その後方の大きな卵円孔の外側後方にある小さな孔dは棘孔です。
【選択肢別解説】
1:× aの視神経管を通るのは視神経と眼動脈です。
角膜の感覚は三叉神経第1枝(眼神経)が担い、眼神経は上眼窩裂を通ります。
2:○ bの上眼窩裂は動眼神経・滑車神経・外転神経を通します。
これらは外眼筋を支配し、眼球運動に関わる神経です。
3:× cの正円孔を通るのは三叉神経第2枝の上顎神経で、感覚性の神経です。
顔面筋(表情筋)を支配する顔面神経は内耳孔から入り、茎乳突孔から出ます。
4:× dの棘孔を通るのは中硬膜動脈です。
硬膜を栄養する動脈で、大脳を栄養するのは頸動脈管を通る内頸動脈と椎骨動脈です。
【ポイント】
中頭蓋窩の孔は、前から上眼窩裂・正円孔・卵円孔・棘孔の順に並びます。
通るものは順に、眼球運動の神経と眼神経、上顎神経、下顎神経、中硬膜動脈と覚えます。