正答4
解説
正解は4です。
骨・関節の感染症の好発部位や特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 小児の急性化膿性骨髄炎は、骨端ではなく骨幹端に好発します。
骨幹端は血管が係蹄状に曲がって血流が遅くなるため、細菌がとどまりやすいからです。
2:× ブロディ膿瘍は、骨幹端に生じる限局した慢性の骨膿瘍です。
周囲を硬化した骨で囲まれており、通常は瘻孔を形成しません。
3:× 化膿性関節炎の原因菌として最も多いのは、肺炎球菌ではなく黄色ブドウ球菌です。
血行性の感染や外傷、関節穿刺などで関節内に菌が入って起こります。
4:○ 脊椎カリエス(結核性脊椎炎)では、病巣の乾酪性の膿が筋膜に沿って重力の方向へ流れ下り、離れた場所に膿瘍を作ります。
これを流注膿瘍(冷膿瘍)といい、腸腰筋に沿って鼠径部に現れる腸腰筋膿瘍が代表です。
【ポイント】
脊椎カリエスでは、「亀背・流注膿瘍・脊髄麻痺(ポット麻痺)」が特徴です。
化膿性骨髄炎の原因菌も黄色ブドウ球菌が最も多いことを、あわせて覚えます。