正答1
解説
正解は1です。
薬剤・放射線・感染などの催奇形因子の影響は、胎児の発生時期によって大きく異なります。
奇形が最も生じやすいのは、器官が形づくられる器官形成期です。
【選択肢別解説】
1:○ 妊娠3〜10週は、心臓・神経・四肢など主要な器官が形成される時期です。
この時期に催奇形因子にさらされると形態異常(奇形)が生じやすいため、臨界期と呼ばれます。
2:× 妊娠11〜20週は器官形成がおおむね終わり、胎児が成長する時期です。
大きな形態異常は起こりにくく、主に発育や機能の障害が問題となります。
3:× 妊娠21〜30週は胎児期の後半で、奇形成立の臨界期ではありません。
この時期の影響は、主に発育遅延や機能障害として現れます。
4:× 妊娠31週以降は器官の成熟が進む時期です。
形態異常はほとんど生じず、臨界期にはあたりません。
【ポイント】
受精後間もない時期は「全か無か」の時期で、影響を受けると流産するか、まったく影響を残さないかのどちらかになります。
その後の器官形成期が奇形の臨界期で、先天性風疹症候群やサリドマイドによる四肢の奇形が代表例です。