正答2
解説
正解は2です。
悪性腫瘍の病期分類や、特殊な名前のついた癌・転移についての知識が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 早期癌はTNM分類でⅡ期に相当するとは限りません。
例えば早期胃癌は深達度が粘膜下層までの癌を指し、多くはⅠ期に相当します。
早期癌の定義は深達度で決まり、病期の数字と一対一には対応しません。
2:○ 生前に癌の症状や徴候がなく、病理解剖で初めて見つかった癌をラテント癌(潜在癌)といいます。
高齢男性の前立腺癌や甲状腺癌で多くみられます。
3:× シュニッツラー転移はリンパ行性転移ではありません。
胃癌などの癌細胞が腹腔内に散らばり、直腸子宮窩(ダグラス窩)や直腸膀胱窩に生じる播種性転移です。
4:× 直腸子宮窩への転移はクルーケンベルグ転移ではなく、シュニッツラー転移です。
クルーケンベルグ転移(腫瘍)は、胃癌などが卵巣に転移したものを指します。
【ポイント】
胃癌の特殊な転移は、ウィルヒョウ転移(左鎖骨上窩リンパ節)、シュニッツラー転移(ダグラス窩)、クルーケンベルグ腫瘍(卵巣)の3つをセットで覚えます。
ラテント癌(剖検で発見)とオカルト癌(転移巣が先に見つかり原発巣が不明)も区別しましょう。