正答4
解説
正解は4です。
吸気時の胸郭は、前後・左右・上下の3方向に拡大します。
どの方向の拡大を、どの肋骨の運動や筋が担っているかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 左右方向の拡大は、主に下位肋骨の運動によるものです。
下位肋骨はバケツの取っ手のように外側へ持ち上がり、胸郭を横に広げます。
2:× 前後方向の拡大は、主に上位肋骨の運動によるものです。
上位肋骨はポンプの柄のように前端が持ち上がり、胸骨を前上方へ押し出します。
3:× 上下方向の拡大は、主に横隔膜の収縮によるものです。
横隔膜のドームが下がることで胸腔が縦に広がり、下位肋骨の運動によるものではありません。
4:○ 胸郭下部が拡張すると、そこに付着する横隔膜が引き伸ばされます。
筋は適度に伸張されると収縮力が増すため、横隔膜の収縮力が増大します。
【ポイント】
上位肋骨の運動はポンプの柄の運動、下位肋骨の運動はバケツの柄の運動と呼ばれます。
安静吸気の大部分は横隔膜の収縮によるものです。