正答4
解説
正解は4です。
神経筋接合部は、運動神経の終末と骨格筋の終板が接する化学シナプスです。
神経伝達物質はアセチルコリンで、筋側の受容体はニコチン性受容体です。
【選択肢別解説】
1:× 神経伝達物質は、運動神経の終末(シナプス前部)から放出されます。
終板は伝達物質を受け取る筋細胞膜側の部分です。
2:× 神経筋接合部の神経伝達物質はアセチルコリンです。
アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンで、ここでは働きません。
3:× アセチルコリンが受容体に結合すると陽イオンが流入し、筋細胞膜に脱分極(終板電位)が生じます。
過分極ではありません。
4:○ 放出されたアセチルコリンは、シナプス間隙にあるアセチルコリンエステラーゼという酵素ですぐに分解されます。
これにより伝達が速やかに終わり、次の刺激に備えられます。
【ポイント】
重症筋無力症は、アセチルコリン受容体に対する自己抗体で伝達が障害される疾患です。
治療に用いるコリンエステラーゼ阻害薬は、アセチルコリンの分解を抑えて伝達を改善します。