正答1
解説
正解は1です。
胸部の体表解剖と、肺・横隔膜の位置関係を問う問題です。
骨格の目印から内部の臓器の位置を推定する知識は、診察の基本になります。
【選択肢別解説】
1:○ 肺尖は鎖骨の内側3分の1より2〜3cm上方まで達し、鎖骨上窩の高さにあります。
そのため鎖骨上窩への外傷や針刺しで気胸を起こすことがあります。
2:× 胸骨角は胸骨柄と胸骨体の結合部で、第2肋骨(第2肋軟骨)が付着する高さにあります。
第1肋間の高さではありません。
3:× 横隔膜は呼気時に挙上し、ドームの頂上は肋骨弓よりかなり上方の胸郭内にあります。
呼気時に肋骨弓より下にあるのではありません。
4:× 肋骨弓は第7〜10肋軟骨が連なってできています。
第11・12肋骨は胸骨にも上位の肋軟骨にも付かない浮遊肋で、肋骨弓には含まれません。
【ポイント】
胸骨角は第2肋骨の高さの目印で、肋骨や肋間を数える起点になります。
胸骨角の高さは、気管の分岐部や大動脈弓の始まりのおよその高さにも当たります。