写真(別冊No. 1)を別に示す。
僧帽弁はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
写真は、心房を取り除いて心臓の弁を上方(心底側)から見たものです。
中央付近に動脈の弁(半月弁)が2つ、その下方の左右に房室弁が2つ並んでいます。
僧帽弁は左心房と左心室の間にある房室弁で、2枚の弁尖からなります。
【選択肢別解説】
1:× aは、3枚の半月状の弁尖が円形の動脈の入口を閉じている弁です。
前方に位置する動脈の弁で、肺動脈弁に当たります。
僧帽弁ではありません。
2:× bは、写真の中央にあり、3枚の半月弁で閉じている弁です。
左右に冠状動脈とみられる血管が伸びており、大動脈弁に当たります。
3:○ cは、大動脈弁(b)のすぐ下に接し、大きな弁尖が弁口を閉じている房室弁です。
僧帽弁の前尖は大動脈弁と線維性に連続しており、この位置関係からcが僧帽弁(二尖弁)と判断できます。
4:× dは、大動脈弁から離れた位置にあり、弁尖とそこに付く腱索が見える房室弁です。
右心房と右心室の間にある三尖弁に当たり、僧帽弁ではありません。
【ポイント】
房室弁(三尖弁・僧帽弁)には腱索と乳頭筋があり、心室収縮時の弁の反転を防ぎます。
大動脈弁は心底の中央に位置し、その周りを他の3つの弁が囲みます。