正答
解説
本問は採点除外(複数の解答を正解とする救済措置)です。
体表から動脈の拍動を触れるには、動脈が皮膚の近くを走り、下に骨などの硬い支えがあることが必要です。
鎖骨下動脈と大腿動脈の両方がこの条件を満たすため、正答を1つに定められず、複数の解答が正解として扱われました。
【選択肢別解説】
1:○ 鎖骨下動脈は鎖骨上窩の深部で第1肋骨の上を通ります。
鎖骨の上から第1肋骨に向けて圧迫すると拍動を触れることができ、上肢の止血点にも使われます。
2:× 肋間動脈は肋骨の下縁に沿って肋間筋の深部を走ります。
体表から拍動を触れることはできません。
3:× 外腸骨動脈は骨盤内の腹膜の後ろを走る動脈です。
鼠径靱帯をくぐると大腿動脈と名前を変えるため、外腸骨動脈のままでは体表から触れることはできません。
4:○ 大腿動脈は鼠径靱帯の中点のすぐ下(スカルパ三角)で皮膚の近くを走ります。
大腿骨頭の前方で拍動を容易に触れることができます。
【ポイント】
体表で拍動を触れる代表的な動脈は、浅側頭動脈・総頸動脈・鎖骨下動脈・上腕動脈・橈骨動脈・大腿動脈・膝窩動脈・後脛骨動脈・足背動脈です。
いずれも止血点として利用されます。