第104回 助産師国家試験 午後問95
A さん(36 歳、初産婦)。
祖父と母親が2型糖尿病の治療を受けている。
自然妊娠して妊娠初期に、妊娠中の明らかな糖尿病〈overt diabetes in pregnancy〉の診断を受けた。
妊娠中は、自己血糖測定の値に応じてインスリン自己注射を行い、食事は6回の分割食で血糖コントロールは良好であった。
3,400 g の児を正常分娩にて出産し母児同室中である。
産褥6日。
インスリン量の調整が行われて、A さんの血糖値も適切なコント ロールとなった。
母乳分泌は良好で、授乳は母乳のみで行い、児の体重は 3,450 g である。
1日の摂取エネルギーは 1,800 kcal で3分食とし、食事直前にインスリ ンの自己注射を継続することとなった。
退院指導の内容で適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
授乳は1日数百kcalのエネルギーを消費するため、母乳分泌量が増加した場合は低血糖リスクが高まり、摂取カロリーの再検討が必要である(1)。
授乳時間を30分で切り上げる(2)ことに血糖コントロール上の根拠はない。
母乳育児は糖尿病を悪化させるのではなく、インスリン感受性を改善し産後の血糖管理に有益である(3は誤り)。
授乳前の間食(4)は低血糖予防になりうるが、1800kcalの食事設計が既にある状況では原則的な指導として優先されるのは分泌量に応じたカロリー調整(1)である。まとめて解く
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