第104回 助産師国家試験 午前問21
妊婦健康診査で HBs 抗原陽性、HBe 抗原陽性を指摘された初産婦に対して行う母子感染予防策で正しいのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
HBs抗原陽性かつHBe抗原陽性の妊婦から生まれた児は、周産期に高率(80〜90%)でB型肝炎ウイルスに感染する。
標準的な予防策は、出生直後(12時間以内)に児への抗HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)投与と同時にB型肝炎ワクチン接種を行い、その後定期接種スケジュールに沿ってワクチンを計3回接種することである。
選択肢2の帝王切開による分娩経路変更は感染予防効果が示されていない。
選択肢4のHBIG投与は出生直後に行うものであり、生後2か月への変更は誤りである。
なお抗ウイルス薬(テノホビル等)は妊娠後期にHBV-DNA量が高い症例に補助的に使用されることがあるが、「出産直前」のみの投与は標準的な第一選択予防策ではなく、児へのワクチン+HBIG接種が主体となる。まとめて解く
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