第102回 助産師国家試験 午後問88
子宮口全開大で、努責感を感じている初産婦。
仰臥位で陣痛発作時に時々児頭が陰裂から少し見える状況になってきた。
陣痛発作時の産婦に対し、分娩を進行させる効果的な声かけで適切なのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4。
第2期の努責誘導では、子宮口全開大・児頭下降良好・努責感あり時に効果的に努責を行うが、児頭が陰裂から見え始めた段階(排臨〜発露)では会陰裂傷予防のため強い努責を抑制する声かけが必要。
「上半身を起こす」(1が正答、半坐位・蹲踞位で重力利用・骨盤出口拡大)、「フーウン、フーウン」(4が正答、ラマーズ法のソフトブレス・短い呼気で過度な努責を回避し会陰保護)が適切。
2の「天井を見る」は仰臥位を促し骨盤出口を狭める不適切体位指示。
3の「ハッハッハッ」(短促呼吸)は娩出直前の児頭娩出時に用いるが本場面ではまだ早い。
5の「息の続く限り長くいきむ」(Valsalva push)は胎児への過度な圧迫・母体疲労・会陰裂傷リスクを増し、現在は推奨されない(spontaneous pushの方が安全)。
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