第102回 助産師国家試験 午前問1
妊婦の飲酒によって認められる特徴的な胎児異常はどれか。
正答1
解説
正解は1。
妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群(FAS)の原因となり、エタノールが胎盤を通過して胎児の中枢神経・顔面形成期に作用する。
特徴的所見は①子宮内発育不全、②特異顔貌(小頭症、短い眼瞼裂、人中の平坦化、上口唇の薄さ)、③中枢神経障害(小頭症・知的障害・行動異常)の三徴で、なかでも小頭症は神経細胞増殖障害を反映する代表所見である。
2の白内障は先天性風疹症候群の三徴(白内障・心奇形・難聴)で飲酒とは無関係。
3の四肢欠損はサリドマイドなど催奇形物質や羊膜索症候群で起こる。
4の末梢神経障害は成人のアルコール多飲では知られるが、胎児期のFASの主徴ではない。
妊娠初期から授乳期まで安全飲酒量は確立しておらず、母子保健法に基づく特定保健指導でも禁酒を指導する。まとめて解く
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