第101回 助産師国家試験 午前問1
老年期の女性における健康課題のうち、エストロゲンの補充によって予防効果があるのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
エストロゲンは骨芽細胞活性化と破骨細胞抑制を介して骨吸収を抑制するため、閉経後のエストロゲン欠乏は骨粗鬆症の主要因となる。
日本骨粗鬆症学会のガイドラインでも閉経後早期のホルモン補充療法(HRT)は骨密度低下抑制と椎体・大腿骨近位部骨折予防に有効と位置づけられる。
1の骨盤臓器脱は分娩外傷・加齢・腹圧上昇による骨盤底支持組織の脆弱化が主因で、エストロゲンによる予防効果は確立していない。
3の卵巣癌はむしろHRT長期使用でリスク上昇が示唆されており予防には用いない。
4の認知症についてもHRGの認知症予防効果は否定的(WHIMS試験等)で、近年は予防目的での投与は推奨されない。
老年期女性のヘルスケアでは骨粗鬆症対策が中心となる。まとめて解く
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